事件の在った秋葉原のマンガ喫茶界隈。現在も警官が付近のマンガ喫茶の一斉調査を行っている。(写真WWN)
UPDATE 2010/09/28
日本・秋葉原
9月25日、東京・秋葉原のマンガ喫茶で、死後3ヶ月を経過した白骨死体が発見された事件を受け、警視庁が全国のマンガ喫茶を調査したところ、14都道府県28のマンガ喫茶で、合計144人(12ダース)の遺体が相次いで発見されたことが分かった。
フリードリンクのマンガ喫茶で、栄養失調と思われる衰弱死事件が多数あったことにマンガ関係者は驚きの色を隠せない。現在警察の検死結果が待たれている。
特に28人と、大量の孤独死者が発見された大阪市では「飲み放題の飲み物を飲まへんなんて信じられへんわ」蒲地紀子さん(38)主婦、「えっ、欲張って飲み過ぎて死んだんとちゃうの?」仲森亜紀菜さん(40)スナック経営などと、「大阪人がタダの飲み物を飲まなかった」という異常な事件に動揺を隠せない。
この不思議な現象についてWWN主任研究員Dr.TAXIは「カエルを熱湯に入れると慌てて飛び出すが、徐々に温度を上げて行くと、逃げるタイミングを見損ない、ゆで死にしてしまう現象に似ている。フリードリンクのマンガ喫茶にいる事で、『いつでも栄養補給できる』という安堵感の中で、気がつくと起き上がれない程衰弱していたのではないか」と分析している。
キーボードに覆いかぶさる様にして発見された遺体には、大多数の場合、遺書と思われる書き込みが発見されている。その中身は「萌えつきた」「衰弱なう」等の、助けを求めるのではなく、むしろ満足げな書き込みが大半をしめていた。
一方、死後数ヶ月間も遺体が発見されなかったことについて、マンガ喫茶関係者は、「お得な半年フリーパス利用者だったので気に留めなかった」「臭かったのでブースに近づく気がしなかった」「何ヶ月か前にドアを開けようとすると、マジ切れされた」と、プライベートな時間を楽しむマンガ喫茶ならではの背景が在ったようだ。
この事件を受け、国税局酒税課の大原庄助課長は「ソフトドリンクでもフリードリンクの安心感が生命に危険を及ぼすことが実証された。マンガ喫茶におけるウーロン茶、コーンポタージュ、コーラ等、ノンアルコール飲料への2杯目以降の課税について前向きに検討したい」と語っている。
なお、この国税庁のコメントに、普段反目し合っている全日本オタク連合会(AOA)と、新日本オタク会議(NJOC)は、そろって「反対なう」との声明を発表している。