昭和基地の滑走路に胴体着陸したコウテイペンギン。幸い死傷者は発生しなかった。
UPDATE 2010/08/27
昭和基地・南極
26日午前10時頃、昭和基地の滑走路に、コウテイペンギン(注1)のPHENPHENさん(5才7ヶ月)が胴体着陸した。消防によると火災等は発生しておらず、PHENPHENさんにケガは無かった。原因は着陸の際の足の出し忘れとみられている。
国交省によるとPHENPHENさんはエサ取りのため海から約50キロを歩いて帰宅中、吹雪の合間に妻の待つ営巣地がある昭和基地に向かって、途中の峠から大ジャンプ。空中を見事に滑空したが、嬉しさのあまり着地で足を出すのを忘れた模様。
昭和基地は約2時間半閉鎖され、定期便に最大4時間の遅れが出た。
(注1)コウテイペンギンは南極大陸とその周辺沿岸の小さな島々に生息する鳥類。オキアミや魚、イカを餌としている。繁殖期には海から50キロ離れた氷原の営巣地にオスメス交代で餌を運び卵を温める。体長約100〜130センチ。