UPDATE 2010/08/21
ニューヨーク州・ラインベック
アメリカン・ロイヤル・ファミリーであるビル・クリントン元大統領一家。その娘、チェルシー・クリントンの結婚式のパーティーに、有名人やスターに混じって、エイリアンや独裁者が潜入していたことが分かった。式の会場は、ニューヨーク市の北140キロに位置するラインベック村。招かざる客達は、シークレットサービスの厳重な警備網をすり抜けて、チェルシー・クリントンと、マーク・メズヴィンスキーの盛大な婚礼の場に潜入したようだ。
最も、この厳重に見えた警備にはかなり穴が在ったようだ。招待を受けていなかったオーウェン・ウィルソンとヴィンス・ヴォーンの2人の俳優が、まんまと結婚式場に入りこんでいたのも良い例だ。このミスに関して警備責任者のFBIのスティーヴ・バーンズ捜査官は、「まったく気づかなかったよ。パーティにしっくり溶け込んでいたからね」「2人は踊りまくり、ヴォーンは花嫁と花婿を祝して乾杯までやってのけていたよ」と悪びれる様子も無かった。
確かにこんな悪意の無い人物だけなら良かったのだが、アメリカ政府がテロ支援国家として最も警戒する、イランのマフムード・アハマディネジャド大統領までも式場に潜入している。この痛恨のミスに対してバーンズ捜査官は、「シークレットサービスが身体検査をした時には、銃や刃物、爆発物の所持は無かったし、身分証の提示にも素直に応えたので、危険はないと判断した」と自身のミスを否定した。
花婿のマークはユダヤ人で、マフムード大統領は、ユダヤ人国家のイスラエルを地球上から消滅させたがっている。式場に入れて何も問題が起きなかったのは奇跡だろう。もっともマフムード大統領は、終始上機嫌でお尻を振りながら、ワイングラスを片手にマカレナダンスを踊りまくっていたようだ。ただし「大体Yes We Can!のスローガンは俺が05年の大統領選挙の時に使った台詞なんだ。オバマの奴、それをパクりやがって!アメリカ人は皆泥棒だ。まぁ泥棒でもヒステリー女が大統領になるよりはマシだがな」と大声で新婦の母親への悪態をつくのは忘れなかったようだが…。
他にも2人のエイリアンが勝手に出入りしていたようだ。2人は無料のバーでビールを20杯以上、カクテルを10杯以上オーダーしたが、新婦のチェルシーが完全菜食主義者で料理に肉が無いと知って、相当ガッカリしていたらしい。エイリアンの1人は、同じく式場に潜入していたWWNのフランク・レーク記者に「忌々しい菜食主義者め。地球名物といえば新鮮な肉だろう?俺たちが苦労してキャトルシュミレーションを行っているのも地球産の旨い肉を食いたいからさ。なのに、このネンド細工のグルテンみたいな料理はなんだ?一体いつから人間は毛虫と同じものを喰うようになったんだ!」と不満をぶちまけた。
大方の予想通り、もう一人のエイリアン、マイケル・ジャクソンは義理で少しだけ顔を出した。会場に現れるなり、招待客の赤ん坊をふんだくり、美しい邸宅アスターコーツのバルコニーから逆さづりにして「フォウ?」と奇声をあげて振り回し来客から非難をあびた。もっとも、その様子を見ていたクリントン元大統領夫妻は大爆笑していたが…。その後マイケルは『ブラッド・オン・ザ・ダンス・フロア』を熱唱すると、姿を消した。
会場を一番湧かせた乱入者はラッパーでプロデューサーのカニエ・ウェストだった。結婚式のクライマックスで、チェルシーが神の前で永遠の愛を「誓います」と言おうとした瞬間、マイクをつかんで、「マークの嫁さんにはビヨンセのほうがピッタリだぜ」とシャウトしたのだ。来客の喝采を浴びたカニエはそのまま「チェルシーも悪くはないが、ビヨンセのほうが、体は抜群だ!」と歌い始めたが、駆けつけたシークレットサービスが押さえ込んで黙らせられてしまった。
このようにザルの様に無数の侵入者を許したFBIだが、不法入国者は1人もパーティに入れなかったと胸をはった。移民法の改正により不法入国者に滞在資格を認める方針を打ち出したオバマ大統領は、この事実を知ると激怒し、「ヒラリーの奴め!ビルもチェルシーも皆訴えてやる!マークやラインベック村やニューヨーク州も同罪だ!にっくきアリゾナ州と一緒に訴えてやる」と声を震わせた。
その怒りや報復の意思が本物である事を知るエピソードとして、オバマ大統領はチェルシーの結婚祝いにハイブリッドカーのシボレーヴォルトをプレゼントしていたが、エコカー減税の還付は受けられないことが明らかになった。
以上顛末でアメリカン・ロイヤル・ウエディングは華やかに騒々しく幕を閉じたのだ。
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