NASAのツイートに世界が驚いた!この夜には、一体どんな現象が起こるのだろうか!?
UPDATE 2014/12/25
アメリカ・ヒューストン
日本時間で2015年1月5日午前2時47分、に世にも奇妙な現象が地球上に起きるという。
NASAが12月、「太平洋標準時間(PST)の2015年1月4日午前9時47分から5分間、惑星直列により地球全体の重力が軽減され、部分的には無重力状態になる」と発表した。
宇宙飛行士などを除いて、一般人は無重力状態などめったに体験できないことだ。NASAの発表だから、本当に起きるのだろう。
イギリスの天文学者、パトリック・ムーア氏は「その時間、地球から見て、木星の真後ろを冥王星が通過する。このめったにない2つの星の並びが強烈な引力を生み出し、一時的に地球の重力に対抗し、地球が無重力状態になるというわけです。これをジョヴィアン(木星)・プルトニアン(冥王星)重力効果と名づけました。このときにジャンプすれば、奇妙な浮遊感を味わえることでしょう」と説明する。
木星と冥王星が並ぶことがそんなに珍しいのか。
地球は太陽の周りを1年かけて1周する。つまり、地球の公転周期は1年だ。そして、木星の公転周期は約12年で、冥王星の公転周期はなんと約248年。だから、我々が生きている間に、木星と冥王星がすれ違うなんて、奇跡なのだ。
ある天文学者は「重力軽減がどの程度なのかはそのときになってみないと分からないですが、無重力状態で空中浮遊できるほどではないです。普通、ジャンプすると0.2秒ほどで地面に落ちます。でも、このときにジャンプすると、最長で落下するまで3秒くらいかかるんじゃないかと計算できます」と指摘する。
今回の太陽系内の惑星整列ぶりは、惑星大直列とまでは行かないが、そのとき、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星が太陽から見て95度の範囲内に入るのだという。微妙に期待できそうなエリアに入っている気がするが、さて結果はどうだろうか…。