UPDATE 2014/06/07
アメリカ・オクラホマ州
アメリカでビッグフットやチュパカブラ級に知名度があるUMA「ジャージー・デビル」が5月、オクラホマ州で目撃された。
ジャージー・デビルとは、アメリカのニュージャージー州一帯で18世紀ごろから目撃されているUMA。体長は2メートル以下で、全身毛だらけ。馬のような顔に、コウモリのような翼、ヘビのような尻尾を持つ。時々残される足跡は、馬のようなひづめだという。1735年、同州南部に住むリーズという女性が13人目の子供を産む時に難産で、「こんなに私を苦しめるなんて悪魔の子に違いない」とうめいたところ、子供が生まれた瞬間に怪物に変身し飛び去ったという伝説がある。怪物は、体の割に、コウモリのような小さな不完全な翼だったため、遠くに飛べず、ニュージャージー州に定住することになり、ジャージー・デビルと呼ばれるようになった。その後、たびたび怪物が家畜を襲った記録が残されている。
今回、怪物が目撃されたのはオクラホマ州で、地域住民を恐怖に陥れているという。地元では、「チュパカブラじゃないか?」「モントークモンスターじゃないか?」と、家畜を襲うUMA名が続々と挙がっているが、WWNが写真を独自に入手することに成功。鑑定をオクラホマ州野生生物保護科に依頼した。
同科のジョン・トッド氏は「ジャージー・デビルに間違いない。だから、ニュージャージー州知事のクリス・クリスティ氏に連絡し、ジャージー・デビルを引き取ってもらうよう要請した」と語っている。
数年前までオクラホマ州でジャージー・デビルの目撃はなかった。出現したのはつい最近のこと。
「ジャージー・デビルは、地球上で最も危険な毛のない獣だ。奴らが夜出現するということで、オクラホマ住民は興味本位に夜な夜な外出している。これは、非常に危険な状況だ。このままでは、いつ死傷者が出るか分からない。可能ならば、オクラホマ州から逃げている方がいいほどだ」とトッド氏は語る。
今回、ジャージー・デビルは、アメリカの中心部であるオクラホマ州で目撃されたが、ニュージャージー州は東海岸。明らかに従来知られている生息地からかけ離れている。WWNは、ジャージー・デビルの取材を1976年より一貫して続けてきたが、2年前にフロリダ州に出現したことを突き止めている。UMA事情通は「ジャージー・デビルは100年以上かけて、完全なる飛行能力を手に入れたようなんです。そして、数年前からライフスタイルを変え、エサの昆虫を求め、渡り鳥のように、越冬のために南部に渡るようになったのでは」と指摘している。
フロリダ州は温帯・熱帯気候だ。越冬とエサの昆虫の確保にはもってこいだが、他の理由もあるようだ。
「驚くべきことに、ジャージー・デビルには人間の本能が残っているようなんです。実際、フロリダのヌードビーチで裸の女性を観察している姿が目撃されたどころか、ビーチのパーティーに現れ、あたり構わず女性に抱きつくという事件も起きています。しかし、フロリダではジャージー・デビルなんてモンスターは、まったく知られていません。女性たちは『あの仮装したおじさんは何なの? やたら臭いんだけど』と、セクハラモンスターを、イカレタオジサンだと思ったらしく恐れる様子はなかったという。もしかしたら、それは彼ら流の求愛行動、合コンか結活のつもりだったのかもしれません」と同事情通。
さて、現在コオロギの大発生に悩むオクラホマ。そこに怪物まで出現とすれば頭の痛い限り。はたしてジャージー・デビルの目的は、オクラホマ美人か、エサのコオロギか、事実は間もなく解明されるかもしれない。