今度はどこまで豪華に仕上げるのか?いまだベールに包まれている新ベッキンガム宮殿
UPDATE/2013/12/06
イギリス・ロンドン
元イングランド代表MFのデビッド・ベッカムとヴィクトリア夫人がロンドン西部に約4500万ポンド(約74億9700万円=1ポンドを166・6円で換算)の新ベッキンガム宮殿を購入したという。ヨーロッパでは数十億円の古城が売りに出されていたりもするが、ベッカムが購入したのはあくまで家。改装費用を含め約83億円という桁違いの価格の家って、いったいどんな家なのだろう。
ベッカム家と仲のいいウイリアム王子夫婦が住むケンジントン宮殿のすぐ近くに購入したのは地上4階、地下2階建ての大豪邸という。子供たちはロサンゼルス暮らしを懐かしんでおり、これからさらに500万ポンド(約8億3300万円)かけて、アメリカ風に改装工事を行い、来年末に完成予定だという。ベッキンガム宮殿ほどの見た目のインパクトはないが、立地はロンドンの超一等地。田舎の大邸宅ではなく、大都会の豪邸という感じのようだ。イギリスの各メディアも「これが4500ポンドの新ベッキンガム宮殿? きっと奥行きがすごいんだろうね」という論調だ。
関係者から漏れてくる話を総合すると豪邸の中身はこうだ。
ベッカム専用のフィットネスジム、マッサージルーム。さらに映画館、図書館。ベッドルームは7つ、バスルームは5つ。すべてのバスルームには完全防水プラズマテレビ。キッチンはレストラン並みのもの。地下にはスパとプール、もう一つの地下はカーマニアのベッカムのカーコレクションを並べるための駐車場。ヴィクトリア夫人の靴部屋が2つ。夫人専用の美容室が1つ。全部屋にオーディオが備え付けられ、ケータイ一つで曲を掛けられる。
14歳のブルックリン、11歳のロメオ、8歳のクルス、2歳のハーパーという4人の子供たちには2フロアーが与えられるよう。それぞれ部屋が与えられるのはもちろんのこと、部屋内に専用のバスとトイレが完備される。アメリカ暮らしをしていたことから、強盗対策としてパニックルームも建設する。これがまた、単なる緊急避難用のシェルター程度ではなく、パニックルーム自体が豪邸レベルの大きさになりそうだという。また、使用人たちが住む別館とベッカム家は地下道でつながれるというから、もうやりたい放題だ。
フランス誌「フランス・フットボール」の2012年の年収ランキングでは、ベッカムが3600万ユーロ(約50億円=1ユーロを約139円で換算)で1位。2012年12月まで所属したロサンゼルス・ギャラクシーからの年俸とボーナスは300万ユーロながら、スポンサー収入が3300万ユーロだった。ちなみに2位はバルセロナでアルゼンチン代表FWのリオネル・メッシで3500万ユーロ(年俸1300万ユーロ、スポンサー収入2200万ユーロ)。
1999年にヴィクトリア夫人と結婚したベッカムはハートフォードシャー州に250万ポンド(約4億1650万円)で豪邸を購入。9万7000平米という壮大な敷地。大規模改修し、動物園を併設、テニスコート、ジム、屋外内にプールなども作り、改修費用は1800万ポンド(約29億9880万円)とされる。まるで宮殿のようだったので、ベッキンガム宮殿と呼ばれた。ベッカムの最後のプレーは、ロサンゼルス・ギャラクシー、パリSCと海外のチーム続きだったが、昨シーズン限りで現役を引退。いよいよイギリス国内に腰をすえようとしたのか、よりすごい豪邸を購入しようと計画したようだ。ベッキンガム宮殿を1200万ポンド(約19億9920万円)で売却。新大豪邸の購入資金に充てたようだ。ちなみに2003年にはフランスに250万ポンドの家、2007年にはアメリカのビバリーヒルズに2200万ドルの家を購入しているが、この程度の買い物は、彼にとってジャケットを1枚買ったようなものなのかもしれない。