フォート署に現れたジーバ星人のIzdxufrqfgpqcさん。失った右目を取り戻せて嬉しそうに飛び去って行った。
UPDATE 2012/10/19
フロリダ・フォートローダーデール
今月11日、アメリカ南部フロリダ州フォートローダーデールの海岸で、巨大な青い目玉が打ち上げられているのが発見され「今世紀最大のミステリー」として大きな騒ぎとなっていた。
フォートローダーデール署に届けられた目玉は、ソフトボール大の大きさ。男性が朝の散歩中に砂浜から視線を感じ、見つけたのだという。青く光る目玉は母体を離れても生きているらしく、対応に困った男性が警察署に遺失物として届けたという。
前代未聞の落とし物にフォート署は地元フロリダ大学の海洋生物学科に調査を依頼。しかし海洋生物どころか、従来の地球上の生物ではあり得ない生体構造に、新種の生物の発見か!と世界の生物学会から大きな期待が寄せられていた。
事体が急展開したのは3日後の14日午後、フォート署にジーバ星人のIzdxufrqfgpqc・wqsxdvzqwdxnqdz・qzdrtwxxsrさん(234歳)が「目玉の落とし物は届いていないか?」と署の遺失物窓口に現れてからだ。
Izdxufrqfgpqcさんによると「UFOでフロリダ海岸沿いを飛行中、潮風を感じようと窓を開けたところに、ペリカンの群れが飛び込み、思わず急ブレーキをかけた。その瞬間、頭を窓の枠にぶつけて右の目玉を海に落としてしまった」のだという。Izdxufrqfgpqcさんの証言に矛盾はなく、目玉を照合するとIzdxufrqfgpqcさんの左目とピッタリサイズが合ったため、フォート署はIzdxufrqfgpqcさんに目玉を返還した。
ようやく失った我が目を取り戻したIzdxufrqfgpqcさんは「失った目を再生するためには人間100000人分の新鮮なタンパク質が必要。見つからなかったら、どこかの街を襲わないといけないなぁ…と思っていたので助かりました」と嬉しそうだった。
残念ながら新種の生物の発見とはならなかったが、無事に目がIzdxufrqfgpqcさんの元に戻った事で、東海岸のいずれかの街が消滅する危機は回避できた。今回は、そのことを素直に喜ぶことにしたい。
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