今夏大発生が予測されるツチノコ。原因はエサのカマドウマが、エアコン28度の影響で、近年にない大発生が予測されるからだという。
UPDATE 2012/07/17
兵庫県・美方町
今年もいよいよ本格的な夏到来となってきた。しかも近年の地球温暖化により日本の亜熱帯化は進み、様々な生態系の変化を助長している。昨年、節電によるエアコン28度設定の室内がゴキブリにとって最適繁殖温度であることが発表され、大発生の恐怖が各界で大きな反響を呼んだことは記憶に新しい。
人には人の快適温度があり、各動物や昆虫にも、それぞれ個別に最適温度帯が存在する。本来生活温度として15~25度を好む人間が、昆虫や動植物の好む28度に自ら接近して行っているのだから、両者の生活圏が重なるのは当然と言えば当然なのかもしれない。昨年のゴキブリに続き、今年は懐かしい昆虫が一般家庭の台所に帰ってきているらしい。それはカマドウマだ!
高温多湿を好むこの雑食性の昆虫は、かつて日本の家庭の台所に住む定番昆虫だった。しかし、エアコンの冷気に追い立てられる様に、ここ数十年、家庭からその姿を消し、近隣の森林に住処を移して行ったのだった。しかし温度さえ上がれば、食料も豊富で安全な民家の台所ほど快適で安全な住処はない。現在急激にその数を増やしつつ在り、この夏には日本中の家庭で大発生が予測されているのだという。
このカマドウマの急増にあわせて数を増やしているのが、それをエサとするUMAツチノコなのだという。現在この日本が誇るUMAは、ここ百年で最大の大繁殖として列島各地の研究者やUMAハンター達を喜ばせている。
この驚きの現象に対し、WWNジャパン主任研究員のDr.TAXIは、驚く程の事ではないと解説する。
「生物の生活圏は、ほんの1度でも大きく変化します。バブル期以降のエアコン23度生活は、夏の不快害虫を室外に追い出しました。しかし28度設定では彼らに『お待ちしてます』といっているようなもの。これから夏にかけて増々彼ら害虫は猛威をふるう事でしょう。食物連鎖の観点からだけでも、エサとなるそれらの不快害虫が増えれば、それをエサとするカエルや、そのカエルをエサにするヘビが増えるのはあたりまえ。ましてや、カマドウマもカエルも食べるとされるツチノコが増えるのも当然でしょう。一時は数億円という多額の懸賞金が賭けられ、生活圏を脅かされ生態数が激減の一途だったツチノコですが、ここ週十年間、世間の注目がネッシーやビックフット、チュパカブラ等のハデな海外UMAに注がれているうちに個体数を回復していてもおかしくありません。そこにエサのカマドウマやカエルが大量に現れたとなると大発生もあり得る話しです」
日本の生態系に思わぬ影響を与えているエアコン28度設定問題。ともあれ、この様子では日本各地のペットショップでツチノコとエサのカマドウマが売られる日も遠くないかもしれない。