このピンク色のダイヤが世界中の女性を魅了する。人類の財産ともいえるこの宝石は、中国人富豪のアクセサリーになるしか道はないのか…。
UPDATE 2012/03/01
オーストラリア・キンバリー
オーストラリア最大手の資源採掘企業リオ・ティントが、12.76カラットという世界最大級のピンク・ダイヤモンドを発見した!ピンク・ダイヤモンドは、ダイヤモンドの中の女王と呼ばれ、世界で最も価値のある宝石のうちの1つ。この世界でもまれで、しかも超高品質のピンク・ダイヤモンドを発見するために、同社は26年間もの時間を必要としました。
この貴重なダイヤは、世界最大のピンク・ダイヤモンド産地で在るオーストラリアでも桁外れにビックサイズなのだという。
同社の所有するアーガイル鉱山は世界のピンク・ダイヤモンドの90パーセント以上を産出している。しかし、貴重なピンク・ダイヤを見慣れたハズの、同社のベテラン品質鑑定士達でさえ「歴史的にも聞いたことがない。これは今世紀最大の奇跡だ」と震え上がる程クオリティだという。通常であれば、これ程の宝石はイギリス王室に献上されるか大英博物館行きが定番コース。イギリス圏の国々の宝として扱われるのが普通。
しかし現在、世界の財宝を全て我がものにしようとする人々がいる…。それは中国人だ。早くも同社には、中国の複数の大富豪からの購入希望があったというように、この人類の至宝ともいえるダイヤモンドは、オークションで中国の大富豪の元へ買われて行くしかないと噂されている。
オークションに出品すれば5000万ドル(約40億円)は下らないと予想される史上空前のダイヤだが、先の中国富豪からのオファーは更に高額だったという。もはやこのダイヤをイギリス圏にとどめておく術はなさそうだ…。
鉱山の名を取りアーガイル・ピンク・ジュビリーと名付けられたこのダイヤモンドは、カットと鑑定の終了後、世界各地で展示されることになるという。中国に渡ってしまう前に、一目見ておきたいものだ。