UPDATE 2010/07/07
アリゾナ州・メーサ
南アフリカではワールドカップの熱狂が続いている。アフリカのジャングルはジャングルの王者・ライオンの居住地として有名だが、アリゾナのレストランが、物議を醸している。
アリゾナ・メサのIl Vinaioレストランでは、何食分かのライオン肉を使ったハンバーガーを提供することを決めた。2010年のW杯のサッカーファンに望みをかけたはずだったが、結果、このレストランは動物愛護者からの怒りと注目を浴びている。
活動亜や何人かのお客から批判されながらも、このレストランはライオン肉バーガーを水曜日から販売を開始。レストランの経営者であるCameron Selogieはアリゾナの団体にこの肉はイリノイ州にあるアメリカの農務省で管轄される放し飼いの飼育場で入手したと述べた。
この経営者の言い訳にもかかわらず、CNNはさらなる調査を行い、もっとおもしろい詳細を耳にした。CNNによればアメリカ農務省はライオンの肉に関して調査や規制はおこなっていない。この肉は実際はCzmer’s Game & Seafoodというシカゴの郊外にある業者のもんでらい、この会社のオーナーは保護動物ある虎や豹の肉を売ったことで6ヶ月の刑に処せられていた。
CNNはこの精肉会社の経営者であるRobert Czimerにこの商品をどこで得たのか質問したが、彼はその入手先を言うのを嫌がっていた。
「この男は皮のために動物を買ったり売ったりしていた。私が肉を必要なときは皮革売人から副産物としての肉を安く手に入れられる」とCzimerは言った。
それにしてもライオンの肉はどこから得たのだろう?
「しらない」と彼は続けた。「彼は彼なりの入手経路がある。私は彼のビジネスには関わりがないし、彼は私のビジネスには踏み込んでこない」
Il Vinaioの経営者は彼はかなりの数の批判中傷メールを反対者からもらっていること、またおまけに爆破予告までされたという。
レストランからすればなんとも災難な話だ。はじめは単にワールドカップの客をレストランに呼び込もうとしただけだったのに、一般常識ではそれは通用しなかった。だが、ワールドカップによる集客手段はほかにもいろいろあったはずなのに、なぜライオンの肉を販売することにしたのか。とにかく、一番悪い手段のひとつだったことは言うまでもない。