中国初となるミステリーサークル。周囲に住む人すらいない砂漠に誰が何の為に作ったのか。謎は深まるばかりだ…。
UPDATE 2011/12/16
中国・青梅省
先日、中国北西部の青海省デリンハ市周辺の砂漠で、巨大なミステリー・サークルが確認された。
巨大ミステリー・サークルと言えば、1970年代末から、英国を中心に世界中で報告されている超常現象。麦畑等で、一夜にして植物の茎が精密な図形を描く様に倒される現象で知られている。近年はその図形が複雑化し、ますますその謎を深めている。
中国新華社は目撃者の証言として、一夜のうちに突如直径2キロの円形ができたと伝えている。さらに、この円形は非常に精巧で完全な円形であること。通常のミステリー・サークルの直径は約40~200メートルだが、それより遥かに大きいものであること。 また他のミステリーサークル同様、現場には人が立ち入ったり機械が作業した痕跡はまったくない。
何より人々を驚かせたのは、この巨大なミステリーサークルが、中国初のものであることだ。
この現象について、中国UFO事情に詳しいジャーナリスト程健軍氏は、「世界各地で発生しているミステリー・サークルについて、科学界はまだその形成の謎を解明できていない。何より、今まで中国では例がなかった現象であるため、国内の各方面の研究者が総力をあげて分析を行っています。実は、今年に入ってから、『Google Earth』でも、中国北西部の砂漠地帯から『謎の巨大構造物』が次々と見つかっているんです。同じタイミングで同じ地域に起こったこの2つの出来事に、何らかの関連があるのではないかと見られています」と語った。
この「謎の巨大構造物」も、中国ネット上で多くの人々が関心を集めている。Googleマップで確認すると、ちょうど中国北西部の甘粛省にある、人工衛星や宇宙船「神舟」の打ち上げでも有名な酒泉衛星発射センター辺りに位置しているが、そのサイズは打ち上げセンターをもはるかに凌ぐ巨大なものだ。更に、Googleマップで探してみると、そのような「謎の巨大構造物」が周辺にいくつもあることが分かった。滑走路のようなものや、全面水色のパネルのような建築物がはっきり写っている。一体、中国奥地に何が隠されているのだろうか。
米国アリゾナ州立大学の研究施設『Mars Space Flight Facility』の研究者であるジョナサン・ヒル博士は、この施設が宇宙からでも見えることに注目しており、中国のスパイ衛星の調整に使用されているのか、もしくは、巨大な軍事または科学実験が行われているかもしれないと述べている。
最後に、今回の砂漠における騒動について、前出程氏は「まだ研究の途中ですが、今回砂漠で発見された巨大ミステリー・サークルは、宇宙人が地球に到着した際に残した印ではないかと思われます。それは、中国はすでに砂漠で宇宙人との接触に成功したことを意味します。生きているエイリアンか死体なのかの断定はできませんが、Googleマップで見つかった『謎の巨大構造物』は、その研究のための施設ではないかと思われます」と語っている。
それは、中国の砂漠に、新たな「エリア51」が誕生したことを意味する。さて中国人が宇宙人に見せたのは、人類の友好的な一面なのか、それとも、未来技術に群がる醜悪な欲望の塊の一面なのか、全人類の運命はこの国に握られているのかもしれない。
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