海底に眠る円盤の正体はUFOなのか!明らかに人工物に見える造形は人々に期待をいだかせる。誰かミステリー好きの投資家さえいれば本格的な調査が可能なのだが…。
UPDATE 2011/08/18
スウェーデン・ストックホルム
スウェーデンの海洋研究家、ピーター・リンドバーグ氏率いる探査チームは、墜落して海底に沈んだ思われるUFOを偶然発見した。今まで何度も、沈没船と船荷の回収に成功してきたリンドバーグのチームは、ソナーと磁気測定器を使って19世紀の難波船を捜していたのだ。超高価で希少なワインやシャンパンを大量に積んだまま、海底に沈んでしまった難波商船である。
だが、難波商船の代わりにチームが見つけたものは、なんとUFOだったようだ!ソナーが探知したものは、不思議な丸い金属製の物体。その物体の中には、もしかしたら宇宙人がまだ潜んでいるかもしれない (もちろん既に息絶えている可能性の方が高いだろうが…)。
リンドバーグ氏は地元メディアのインタビューに対し「我々の探査船は直径約60フィート(約18m)の大きな円盤を発見した。場所はフィンランドとスウェーデンに挟まれたバルト海北部のボスニア湾。300フィート(約90メートル)の海底に沈んでいた。君たちメディアは仕事を通じて不思議な物体に度々出会うかもしれない…。だが、私は海洋研究家として世界中の海を潜ること18年間、こんなに完璧な円形の巨大な物体は一度も見たことがない」と語った。
さらにリンドバーグ氏は、円盤の周辺には明らかに周囲の海洋環境と異なる傷跡や航跡を見つけたと語っている。これは墜落したUFOが海底に斜めに衝突して、海底をエグリ取るように進んで止まったことを示す重要な証拠となるだろう。
ただしこの状況だけで海底の円盤状の物体を墜落したUFOと断定するのは早計すぎるだろう。ただ、水中探査機のビデオに映し出された物体は、明らかに自然にできた物体とは異なるように見える。
当然ながら、スウェーデンのタブロイド紙とネット上のUFOファンは大喜びだ。ビデオに映し出された幾つかの衝突痕跡は、物体の原型がUFOであることを(そして、海底の傷跡はUFOが衝突した拍子にできたものだと)示しているからだ。UFOの破損状態は外観上それほヒドくは見えない。この乗物の乗員は、衝撃で外に投げ出されたりせずに、まだ中にいる可能性もあるだろう。エイリアンの遺体発見!となれば、マイケルジャクソンの遺体並みの数十億ドルの値段がつくのは確実だ(苦笑)。
ともかく、これが自然の生み出した造形のイタズラか、人工的な物体か分析結果が楽しみだ。
リンドバーグ氏は「現段階では、その物体が“完璧に球体”かどうかはわからない。目視できる範囲と、ソナーの影からは、その物体は円形をしていると思われるが、海底に食い込んでいる部分の厚みまでは不明だ。残念だが本格的な科学調査が進むまで物体の高さを知り様が無い。物体に続く墜落痕と見られる海底の溝も、物体がつけた物か、元々あったものか調査が必要だろう」と慎重な姿勢を示す。
リンドバーグ氏は、それが明らかに異様な物体であることは確信しているが、それ以上の推測は避けたがっているようだ。
ところで、沈没船が様々なミステリー発見の糸口となったのは、これが初めてではない。例えば有名な海底ミステリーといえばビミニ諸島だ。バハマの近くのカリブ諸島の海底にあるにある道や壁に似た巨岩群だ。これらは世界中のSF作家や古代研究家達に「岩は、自然ではあり得ない程完璧に形成されている。これらは、未知の文明による形成物、アトランティス島の滅亡都市の残骸であるに違いない」と噂されている。実際、地質学者達も、完全に自然に風化したビーチロックを除いて、人工的に形成されたものとみなしている。そう考えると、海底はミステリーの宝庫といえるかもしれない。
リンドバーグ氏は「我々探査チームは、既に異常物体の継続調査への費用を使い果たしてしまった。海底調査は、手間も費用もかかる。もしあの物体が本当にUFOなら、我々は何十億ドルに値するものを回収できるだろう。一方、もしその物体が単に自然の生み出した造形にすぎなければ、トンデモない金額の金と時間を失うことになるのだから…」と、ため息をついた。
さて、この記事を読んでいるお金持ちの皆さん、一つリンドバーグ氏のUFOサルベージ事業に投資してみるのはいかがだろう?世界で最も安全といわれていたアメリカ国債でも格付が下がる時代なのだ。どうせリスクがある投資なら、成功すれば莫大な利益が上がる方が面白いと思うのだが…。
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