もし突然ゾンビ達が自宅周辺に押し寄せたらどうしよう…!誰もが感じる不安をWWNが一掃。皆さんにゾンビの本場ハイチ直伝の効率的な防御法を伝授しよう。
UPDATE 2011/08/01
ハイチ・ポルトープランス
「もしゾンビが我が家を襲ってきたらどうしよう…」
それは誰もが一度は感じる、人類共通の不安だろう。でも大丈夫!安心して家にいられる10の方法を伝授しよう。
今年の猛暑のせいか、節電のためのエアコン28度設定が原因なのか、この夏世界中で、ゾンビたちが人間の前に出没して人々を恐怖のどん底に陥れている。あのノルウェーのカルト映画「処刑山」のような虐殺惨劇が、我々の目の前で繰り広げられる日は刻一刻と迫っているのだ。
現在世界各国のセレブが、ゾンビから大切な家族と家を守るために何をすべきか、真剣に対策の準備中だ。では我々庶民は黙ってゾンビの餌になるしかないのだろうか…。いやいや心配無用。誰でも簡単にゾンビの攻撃に備え、それに耐えうる家を作るための10の簡単な方法を伝授しよう。先ずは下記をご覧いただきたい。
(1) 過疎地に家を建てよう!
山の頂上、森林の奥、砂漠のど真ん中、あるいはマイケル・ジャクソンみたいに月面に住まいを作ろう。ゾンビたちは人肉が主食、生命力の源となって以来、その臭いに引かれる様に人口密集地域に集まるようになった。住民がほとんどいない辺境の地域に住むことは、あなたとあなたの家族の生存可能性を高めることができる。
(2) 壁を高くしよう!
高くて表面がツルツルの壁を作れば、ゾンビ達は壁を乗り越えられず、侵入不可能だ。しかも、この壁をよじ登ろうとしては滑り落ちる過程で、彼らのエネルギーはどんどん消耗されて行く。新たな人肉を得られず、次々と力つきて屍へと帰るのも時間の問題だ。
(3) 落とし穴を作れ!
家の回りに、幾つもの大きな落とし穴を掘っておこう。深ければ深い程良い。2-30匹のゾンビがまとめて穴に落ちてもはい上がれない様に、最低3mは掘っておきたいところだ。もちろん穴の上をていねいにカモフラージュしておくことも忘れてはいけない。落とし穴との組み合わせで高い壁も、さらに防御効果を増すことだろう。
(4) 玄関と裏口のドアを鉄製にせよ!
ゾンビ達は上記の自宅周辺の防御網を突破するために、相当の体力を失っている。衰弱した体では堅牢な鉄製のドアは開けられまい。窓も、ゾンビの侵入に備えて鉄格子などの補強も忘れずに。ガラスは防犯用のフィルム張りが有効。ハンマーやバールの打撃にも耐えるガラスは、ゾンビ達の素手の打撃程度ではびくともしないはずだ。
(5) 井戸を掘っておこう!
あなたとあなたの家族のために井戸を掘っておこう!万一、あなたの自宅周辺にゾンビが大発生した場合、もはや水道は当てにならない。自宅周辺の水道施設の労働者が、ゾンビ化しているかもしれないからだ。ゾンビには労働倫理が全くないことは周知の事実。そんな彼らが管理する水が飲めそうな気がしないのは当然だろう。
(6) 自家発電機と燃料を準備しておこう!
ゾンビの社会性や人間性の欠如は御存じの通り。しかし生き残った我々は人間だ。より人間らしい生活を維持するために、自宅に発電機を準備しておこう。十分な量の燃料を確保しておくことはもちろんだが、ソーラや風力発電を準備しておくことも有効かもしれない。
(7) 音響作戦でゾンビを自宅から引き離そう!
ゾンビ達は驚く程鋭い聴覚を持っている。もしあなたの資産が十分にあるなら、自宅の周辺に彼らをおびき寄せる為のスピーカーを設置しよう。もしあなたの自宅周辺にゾンビ達が現れたとき、奴らは人肉の臭いより大きな音に引き寄せられるからだ。落とし穴との併用も有効だろう。
(8) 武器を準備しておこう!
もし、ついにゾンビ達と直接闘うしか他に方法がなくなったなら、農業用の鋭く長いなたや大鎌は、心強い武器となるだろう。バットやゴルフクラブで思い切りぶん殴るのはスカッとするこもしれないが、長時間の使用には耐えられない。本当は相手と距離の取れる銃器がベストだが日本では御法度。ゾンビの頭部をガンガンぶった切って逃げれば、ゾンビとの距離をも保てるだろう。残念だが高枝切りバサミは彼らに効果が薄いようだ。
(9) キャンピングカーを買っておこう!
ゾンビの襲撃を回避する最善策は、とどまること無く移動し続けることだ。キャンピングカーはベストセレクション。ゾンビに襲われた時に、泣く泣く家財を放棄して体一つで逃げ出し途方に暮れるという状態を避けることができるからだ。
(10) あきらめてゾンビになろう!
以上9つの方法を駆使してもゾンビを撃退できなければ、あなたもあきらめてゾンビになろう。少なくとも黙って彼らの胃袋に収まるよりはゾンビとして生きる道を選びたい。ゾンビになってしまったら、愛する家族や我が子をバリバリと食うことになるだろう。それは多少心が痛むが、少なくとも子どもたちの高額な授業料や養育費から解放される。ここは考え方一つだ。
さて、これで少しは安心できただろうか。腐敗の進みやすい夏期はゾンビが猛威を振るう時期。自宅周辺の対策はお忘れなく。WWNの編集部は皆さんの幸運を心からお祈りしている…(笑)。