見るからにグロテスクな怪虫。彼らが仮に火星生物だとしたら、地球人類と平和な関係を結べそうにない様に感じるのは偏見だろうか…。
UPDATE 2011/06/28
ベルギー・ブリュッセル
米白合同の科学者研究チームが、先日大西洋の海底を1600m掘り下げた地層で、地球外生物と思われる怪虫を発見した。
生物科学者や宇宙人研究家は、常に宇宙から飛来した生物(宇宙人)が地上に生息していることの証拠を見つけようとしていたが、今回の新発見で、地球外生物が地球に生息していたことが立証されたことになる。
今回発見された怪虫は、線虫、もしくは回虫の一種で、“地獄宇宙怪虫”(ニックネーム)とよばれ、これまでに南アフリカのいくつかの金鉱山で発見されている種族の亜種と考えられている。
2人の研究者、ガエタン・ボルホニー氏(ベルギーのゲント大学)とタリス・オンストット氏(プリンストン大学)によると、「この小さな生物の発見の意義は巨大だ!この怪虫の消化器、繁殖器等、全てが我々の知る従来の生物の常識からかけ離れている。オンタリオ湖でシロナガスクジラを発見したのと同じくらい、あり得ない発見だ」ということだ。
南アフリカで十数年も微生物の生態を研究し、地球上のありとあらゆる特異な生物を見尽くしてきた学会第一人者のオンストット氏にとっても、この怪虫の発見は衝撃的だったらしい。
発見された怪虫は、ファウスト伝説の悪魔メフィストから引用して正式にハリケファロブス・メフィストと命名された。
ボルホニー氏によると、これまで線虫は数十メートルの深さ(10―20フィート)までしか生息が確認されておらず、ここまで深い所で生息していたことだけでも異常な発見なのだという。
ボルホニー氏は、今回発見された宇宙怪虫は、火星からやってきたものだと考察している。しかし、これは今回に限っては突拍子も無い説とはいえない。
地球外生命を探している研究者達は、かつて水があり温暖で大気に覆われていたが、今は冷たく乾燥していて、有害な放射線に覆われている、火星のような惑星の表面下に生きている強靭な微生物に興味をそそられている。
ボルホニー氏は「もし火星の生物が、過酷な環境の変化を生き残るために、地下深くに生存の場所を求めたとしたら、火星の生命の進化は地下深くで続いていったかもしれない。火星の生命のスタイルは、私たちが想像する生命の定義以上に複雑な可能性があると述べている。
彼の研究発表によると、この宇宙怪虫は最大1/3インチの大きさで、2つの海底鉱山をつなぐ2マイル以上の長さの水脈から発見された。この地球最低部で採取された生きた怪虫は、現在DNAサンプルが、研究所に持ち帰られ分析されている。
カリフォルニアにあるNASA宇宙生物学会の所長、カール・ピルシェア氏は「今回の宇宙怪虫の発見は地球外生命体についての研究に多いに役に立つだろう」と述べている。
火星生物が、なぜ地球の海底のなおかつ地底1600mの場所で発見されたのか?謎は残るが、公表された画像を見る限り、確かに地球上の生物には見えない。幸いなのは、このグロテスクな宇宙怪虫が小さいことだろう。もし恐竜並みのサイズだったら、地球にやってきたとたん、人類等アッという間に食い尽くしてしまいそうな姿なのだから…。
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