こちらが“人間マグネット”になった6歳児、イワン君。周囲の騒動に関係なく、本人は至ってノンキそう。さて、はたして彼は本物の超能力者なのか…。
UPDATE 2011/05/25
クロアチア・ザグレブ
先ずは写真をご覧下さい。これは決して手品では在りません。写真のちょっと太っちょの少年、イワン・ストイコビックくん(6歳)には、金属を何でも体に吸い付ける特殊能力があるようだ。
スプーンに携帯電話、フライパン、とにかく金属なら何でもOKだ。イワン少年は、クロアチア北部コプリヴニツァに程近い、人里離れた村に家族と暮している。噂によると、彼は75ポンド(約34kg)もの金属を、一度に自分の胴体にくっつけることができるというから驚異的だ。
この噂を聞きつけて集まった地元報道陣の前で、イワンくんはシャツを脱ぎ、ナイフ、フォークやフライパン、2本のダンベルなど、まわりに在った金属製品を手当り次第に自身の体にくっつけるというスゴ技を披露してみせた。しかも、それらをまとめて全部貼り付けてしまったため“超能力者だ!”と国中で大騒ぎになったようだ。
彼の家族によると、イワンくんの手には“治癒能力”もあるそう。祖父であるイワオ氏の胃痛を、手をかざすだけで鎮めたほか、トラクターの事故で足を怪我した隣人の痛みも和らげたのだとか。
イワオ氏によると「孫のイワンがその手を胃に当てると、胃の部分が非常に熱くなり、痛みが消えていったんだ」と語っている。こうなるとイワン君自身が高性能磁気治療器といえるかもしれない。
もっとも、疑い深い科学者や懐疑論者たちは、早速フェイスブックでこの少年が超能力者ではないことを証明するためのネットワークを結成した。彼らは、この非科学的なマグネット人間説を何とか打破しようとしている。
彼らによると、少年が金属を体に吸い付けるのは特別な磁力でもなんでもない。単なる摩擦力だということになる。
それを証明する為に「我々は全員マグネットボーイだ!」と、金属製品を体に貼りつけた人々の写真を載せている。彼らの説明によると「どんな人間でもマグネットになり得る。マグネット人間の秘密は、毛の生えていないツルツルの素肌と粘着性の汗。そこに金属を貼付けているだけだ!」ということだ。
さて、問題の少年のビデオが下にある。あなたはどう判断するだろうか。
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