アメリカ陸軍は、リビアとの戦いに備えて人材不足を補う為に、未成年への徴用キャンペーンを行っている。
UPDATE 2011/03/17
アメリカ・ワシントンD.C.
アメリカ陸軍は、来るべくリビア侵入作戦に備えて地上部隊兵士の増員が必要だと考えています。しかし、現在世界各地への紛争介入で、既に兵役で集められる若者や予備役の軍人を総動員しても、必要数の兵士を集めることが不可能となっています。そこで軍首脳が考えたのは、若い才能の徴用です。アメリカ陸軍は、10才の少年が伝統と名誉あるアメリカ陸軍に入隊することを許可しました。
この決定は、かなり急進的で過激に思われましたが、ジョージ・W・ケーシー将軍は、ルイジアナの若い熱意ある少年に賭けてみることにしたのです。
「リビアの状況は、もはや制御できなくなっています。我々はこれ以上傍観していることはできません。しかし、我々は至急地上戦用の精鋭部隊を編制する必用があるのです。現状では、アフガニスタンとイラクの作戦展開のために、我々は現有戦力のほとんど全てを、使用しつくしてしまっています。もはや新兵力の徴用には兵隊の登録年齢の引き下げしか方法は無いのです」と、ケーシー将軍は語ります。
いくつかの青少年保護団体は、米軍が未成年者を徴用しようとしているという発表について猛反対しています。
「軍首脳部は、アメリカ各地のショッピングセンターにあるゲームセンターのオンラインゲームから、戦闘ゲームの成績で子供達の軍人としての適正を判断しているのです。ゲーム成績の優秀な子供たちに入隊を強制しようとするなんて、非人道的極まり在りません!」と、急進的なPTA組織、A・R・ティーンズのシェリー・シルヴァーマン代表は語っています。
しかし、誰もがこの徴用を悪いものとみなしているというわけではありません。
「アメリカの多くの子供には、早急な精神的肉体的鍛錬が必要です。彼らのほぼ全員が、XboxとPS3のとりこで、汚い言葉と血しぶきが飛び交うゲームに熱中しているのです。彼らは既に戦争の本質を知っているのですから」と、社会心理学者のエリック・ハミルトンは語ります。
現在では、未成年兵士は原則ボランティアで入隊するだけかもしれませんが、逆に親の同意を必要としません。未成年者の徴用草案が正式に可決されるまでには、もう少し時間がかかるでしょう。しかし、リビアでの作戦を控え、軍隊が圧倒的に人材不足である以上、10歳から55歳までの誰をも徴用できる法案の成立は時間の問題かもしれません。争いの連鎖が続く限り、争いは無くならない。その内アメリカの徴兵は5歳から始まるのかもしれない。
現在日本の自衛隊は、東北地方太平洋沖地震の被災地救援活動で1万5000人以上の人々を救出している。日本には人に銃を向けるのではなく、手を差し伸べる、セルフ・ディフェンス・フォースという組織が在ることを我々は誇りに思うべきだろう。
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