UPDATE 2011/03/11
東京・秋葉原
その瞬間、店内にいた誰もが凍りついた!ゆるゆると動き始めた床に「おや?めまいにしては…」と思ったときには、立っていられない揺れに換わっていた。
「何かおかしい!」と記者が感じカメラをまわし始めたのは、阪神淡路大震災や四川大地震を、現場で体感した経験からかもしれない。
店員に誘導されるまま階段を駆け下りたが、その間中景色はグルグルと回り続けていた。本来はあわてて移動するべきではないが、店員の必死の善意と感じ指示に従う。ただ、天外へ誘導しようとするのには拒否した。大きな地震では建造物の倒壊より落下で怪我をする可能性のほうが大きい。これは地震の規模にもよるが、歩いて逃げられる揺れなら、倒壊よりも落下物の危険のほうが大きいと、経験上記者は知っている。
記者が居合わせたのは秋葉原のソフマップ系の1店舗。懸念したとおり、隣接するソフマップの1店舗では外壁が壊れ、地面に落下物が飛散していた。私の判断は間違っていなかったと思う。
現在記者は交通と電話のストップした秋葉原に缶詰状態。地震自体の規模や被害は把握できそうにないが、この秋葉の人々が優しかったことだけは皆さんに報告しておきたい。
悲惨な事件を経験し乗り越えたこの街は、ここに集う人々独特の不思議な連帯感を持っているようだ。
互いに「大丈夫だった?」と顔を見合わせる様子は、この国はまだまだ捨てたものじゃない!と思わせる十分な気持ちを感じることができた。国は揺らいでいるときに地面までゆれるとは…。皆さんのご無事をお祈りしたい。 Love&Peace!
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