莫大な赤字に耐えかねたオバマ大統領が、財政再建の切り札として、ホワイトハウスを競売にかけるという!?
UPDATE 2011/02/18
ワシントンD.C.
オバマ大統領が、絶望的にふくれあがったアメリカ14兆ドルもの負債を減らす為に、画期的な提案を行いました。それはホワイトハウスを競売にかけるという大胆な法案です!
オバマ大統領が、先週の火曜日に3兆7000億ドルの本年度予算案を発表したとき、議会はアメリカの納税者への負担が多すぎると猛反発しました。
しかし、オバマ大統領は不思議と反対の声に対し平気な様子でした。それには理由があったのです。議会の後行われた記者会見で、オバマ大統領は、彼の秘策の予算削減案をリポーターに話しました。それは財源の切り札としてホワイトハウスを競売にかけ売り飛ばす事だったのです!
「これは暴挙ではありません。ホワイトハウスを売って得る財源によって経済は刺激され、景気が一気に回復するでしょう。私はこれ以上の良案を思いつきません。そもそも、あの建物は贅沢すぎるのです。私は、あそこに良い思い出ばかりあるわけじゃないしね」と、大統領執務室のインタビューにオバマ大統領は答えました。
オバマ大統領は、不動産ブローカーがホワイトハウスの価値を3億5000万ドル(約300億円)と評価したこと。歴史的な価値を考えればもう少し高く売れそうなことをインタビュアー達に伝えました。
「私はそれが焼け石に水かもしれないということを知っています。しかし、ムダだと分かっていても、出来る事はなんでもやっておきたいのです」
オバマ大統領は、ホワイトハウスを売るという決心が堅いモノである事を強調します。
「例えば、予算削減の為にアメリカの全沿岸警備隊を解散することも考えました。しかし、それは国防上ちょっとマズいかなと感じました。どれもこれも必要で、金のかかることばかりなのです。となると、何か余分なものを売るしか無い…」
共和党の議員達は、ホワイトハウスを売る大統領の計画を風刺しています。そして、それを「大統領が就任してから行った、最もバカなこと」と呼んでいます。
「3億5000万ドル程度では、米国の財政赤字を小さじ一杯も減らせません。大統領が本当に赤字財政をチェンジしたいなら、彼のすべてのバカなアイデアを捨てさることです」と、共和党の代表ポールライアンは、いっています。
しかし、一部のアメリカ人は、既にこのアメリカ最高の歴史的不動産を所有できるチャンスに興奮しています。アメリカの歴史を手に入れる事が出来るチャンス等、めったにありません。
「ホワイトハウスが売りに出されたら、オレは真っ先に小切手帳を持って買いに行くよ。これでオンボロのトレーラーハウスでの生活ともおさらばさ!」と、アラバマの倉庫労働者、ジョンデュポンは語っています。
一方、この発表は海外の投資家にも衝撃を与えています。中国の不動産王の息子、中華繁栄君(12歳)も早速買い取りに名乗りを上げているひとり。
「それくらいなら、昨年の僕の投資利益の範囲内の金額。預金を減らす事無く買える範囲。3匹の飼い犬を遊ばせるのにちょうど良い広さだと思う」とコメントしている。さて、ホワイトハウスは、本当に中国人少年の犬小屋になってしまうのか…、オバマ大統領の決断を見守りたい。
週刊住宅新聞社
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