フェイスブック社のマーク・ザッカーバーグCEOは、3月15日でフェイスブックを終了させると発表したという!?それって、マジ!?
UPDATE 2011/01/17
カリフォルニア州・パロアルト
Facebook社のマーク・ザッカーバーグCEOは、世界最大のSNSである”フェイスブック”を、3月に閉鎖すると側近の関係者に伝えているらしい。理由は「サイトを管理することに、あまりにストレスを感じるようになったから」というものだ。
このニュースは一瞬にして世界中を駆け巡り、関係各者に衝撃を与えている。というのも、このニュースが衝撃を与えたのには理由があるのだ。
フェイスブックは、現在会員数6億人にせまる勢い。その収益は600億円を軽く越えるという超巨大企業。会員数も近い将来10億人を越えるだろうという超有望企業だ。日本では同じSNSではmixiやツイッターに押されてはいるが、世界的にみれば完全にフェイスブックが市場を席巻しているといっていい巨人ぶりだ。
それほど有望な巨大企業が、いきなり業務をストップする?そんなことは、一般的にはあり得ないはず。なのに、このたった1本のニュースを聞いて「もしかして!?」と思わせる理由があるということが、フェイスブック社の面白いところだ(笑)。
それというのも、フェイスブックのスタートラインと、マーク・ザッカーバーグCEOの人なりは、賞賛ばかりではない点にあるといえる。
そもそもフェイスブックは、元々ザッカーバーグが、恋人にふられた腹いせに、女学生の学生証の写真を並べてランク付けをはじめたところから始まった、最低なゲームがスタートラインだという。ハッキングして手に入れた女子学生の身分証明写真をネット上に公開して、女学生の顔を比べるて投票させるゲーム…を作る男に、良好な人間性を感じないのは当然だろう。本人はこの逸話を否定しているが…(苦笑)。
フェイスブックの名前の由来もこのゲームにある。奴ならいきなり酷い事をするかもと?いう思いを多くのアメリカ人が持っているのは、そのためだろう。
「天才だが危険な男」「気まぎれで何を考えているかわからない奴」「史上最年少の億万長者だが、心の貧しい奴」これらが一般的なアメリカ人の評価かもしれない。
さらに、ニューズウィーク誌等も指摘する様に、不特定多数に個人情報を開示する事で、犯罪に利用されたり、プライベートを脅かされたりと、多数の事件に情報が利用されている実態がある。この便利で大きすぎる影響力は、メリットと同等のデメリットも含んでいる事が、常に各方面から指摘されている。この功罪同居する諸刃の剣の部分が、フェイスブックの都市伝説が頻発する最大の理由だろう。
現在コミュニケーションのベースを、フェイスブックに置くアメリカの若者は多い。そんな彼らが一番恐れる事の一つが、ザッカーバーグが「もう十分儲けたし、ビジネスは批判も多くて面倒くさいからやめた」と言い出す事であるのは間違いない。実際、ハーバードで共に学んでいたクラスメート達は、ザッカーバーグが、様々な批判を受ける度、何度も「もうやめてやる!」という言葉を聞いている。
さて、WWNは、上記理由でこのニュースは案外彼の本心に近いのでは!?と、にらんでいる。もちろん、現在上映中のザッカーバーグとフェイスブックをテーマにした映画「ソーシャル・ネットワーク」のキャンペーンの一環という見方もあるが(苦笑)
いずれにしても、フェイスブックに限らず、mixiやツイッターなどのSNSに人間関係を依存するのはくたびれた。私たちは、これらがある日突然無くなって大慌てしなくてすむ様に、そろそろリアルな人間関係を見直した方が良いかもしれない。