UPDATE 2011/01/07
日本・尖閣諸島沖
現有戦力約60隻(54隻説もあり)とも言われる、原潜を含む中国の大潜水艦隊。これを阻止する日本海上自衛隊の保有潜水艦数は、今年増強が認められて、20隻体制に。これに米軍や北朝鮮等各国の潜水艦が加わって、実に100隻以上の潜水艦がひしめきあう日本海の水中は、まさにラッシュアワー並みの混雑ぶりだといえる。
その諜報合戦を繰り広げる各国の最新鋭の潜水艦に、来年思わぬ強敵が出現している。それはエチゼンクラゲだ!成体では2メートルを超えるこのマンモスクラゲは、中国河川からまき散らされる汚水を栄養源に、爆発的に増え続けているのはご存知の通り。
2005年のピーク時には1日5億匹が日本海に流入していたというから、海を覆い尽くす巨大クラゲの群れは想像を絶する光景だ。その後も、増減の周期を繰り返しながら、来年は大激増の年と言われている。そんな海を覆い尽くすエチゼンクラゲの群れに、最大勢力である中国潜水艦が進路をふさがれて激突するのは必至といわれている。
自らがまき散らした汚水で増殖したエチゼンクラゲに中国潜水艦が行く手をさえぎられるとは滑稽な話。しかし、自業自得と笑ってばかりいられないのは、激突するのが「漢級」と呼ばれる原子力潜水艦の場合だ。もし原子炉冷却用水の取入れ口を激突したクラゲ達が塞いだ場合、最悪核炉心のメルトダウンによる大爆発も起こりかねない!
実際各国の原発では冷却用水の取入れ口がクラゲや海洋浮遊物で塞がれる事故が何度も報告されている。ところが、複数の軍事評論家によると、原潜が海中で冷却水取入れ口をふさいだクラゲを、自力で撤去するのは先ず不可能だという。数億匹レベルで激増するクラゲの群れと多数の潜水艦、その衝突事故が起こらない事を祈るしかないのが日本海の現状だといえる。
なお、このニュースを含む、「WWNの2011年”衝撃予測”10」が、今週発売の週刊プレイボーイ1.17-24超特大合併号に掲載されている。WWNの総力をあげた大予想!こちらも是非チェックして欲しい。