この豪邸をローンで購入した場合、頭金を手数料のみの50億円とすると、月々8億円の30年払いとなるそうだ。勇気の在る人はぜひチャレンジを!
UPDATE 2010/12/06
インド・ムンバイ
また一つインドのムンバイに名物が誕生した。世界で最も高価な個人宅となったのは、インドの大富豪ムケシュ・アンバーニ氏(53)の新居だ。そのスケールは、全てが桁違い!高さ173メートルで地上27階建て、延べ床面積は3万7000平米となっている。
つまりジャンボジェットを縦に2機並べた以上の高さで、甲子園球場の3倍以上の広さとなる。その総工費は軽く1000億円をオーバーしているという。個人宅としては文句なしで世界一の規模だ。
古代大西洋にあった伝説の島「Antilla」の名を付けた新居の最上階、アンバーニ氏の自室のある最上階からは、ムンバイ市内の全景や、アラビア海を眺めることができる。
当然ながら、その設備も桁違い。専用のフィットネスクラブに温水プール、各種のサウナにジャグジー、巨大な宴会場にダンスホール、50席の映画館に世界中のテレビがリアルタイムで見られる放送室etc。屋上には3つのヘリポートまで備えている。
この一つの街程の規模の豪華ビルに住むのは、アンバーニ氏と妻、3人の子どもの5人だけだ。もっとも、この邸宅で働く従業員は、警備員や料理人にソムリエ。専用の電気工事作業員に掃除夫etcと、600人以上!この壮大な自宅を維持する電気代だけで月間1500万円に迫る金額だと言う。
世界では毎年1500万人とも言われる人々が餓死している。アンバーニ氏宅の1ヶ月分の電気代だけで、年収100ドル以下と言われる餓死者を15万人救う事ができるし、毎月アフリカに50本の井戸を掘る事だって可能だ。
もちろんアンバーニ氏の成功ぶりは、明日のミリオネアを夢見る若者に希望を与えるだろうが、同時に、たった数百メートル先に広がるスラムに暮らす日収20ルピー(約37円)以下の人々の目にはどう映るのだろう?たった3平米の部屋に5人家族が折り重なるように暮らしている姿も、まぎれもないムンバイの現実なのだ。
眩しすぎる光の周りには漆黒の闇が広がることも避け難い事実。インド11億人の人々に均等に光が注がれる事は難しそうだ。
シンコーミュージック
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