UPDATE 2010/12/02
ブラジル・サンパウロ
フォルクスワーゲン・ブラジルが、ゴルフより小さいのはもちろん、ポロよりも小さいウルトラコンパクトカーを発表した!
この車は「Mini-Gol」と呼ばれ、フォルクスワーゲン製の自動車中、もっともローエンド、初心者向けのクルマ。つまり「マイ・ファースト・フォルクスワーゲン」というわけだ。
ただし、写真を見る限り、このクルマは一般の大人や道路には小さすぎる。しかし、この「Mini-Gol」を待ち望んでいたいた人達がいる。それは世界中の小人たちだ。
フォルクスワーゲンは、加熱する世界中のカーメーカーによるシェア争いを勝ち抜く為に、今まで無視されていた小人市場に参入したというわけだ。一般に数が少ないと思われている小人だが、良く知られるピグミーやネグリトだけでなく、世界各地に住む妖精達も加えると数千万人規模の人口が在るといわれている。この市場を独占できるとなると、ビジネスとして魅力的だ。
「Mini-Gol」は、通常のゴルフを容積で30%までスケールダウンし、全長を約半分の2.2メートルに押さえたことで、身長150センチ以下の人たちにフィットするように作られている。内装はダッシュボードに計器類、シートなど、全てを精密にミニチュアサイズに作り上げ、デザインを全く変えていない。購入したリッチな小人が、ガッカリする事はないだろう。
ただ、オリジナルのゴルフは、1.6リッター、101馬力のエンジンを搭載しているが、「Mini-Gol」は、5.5馬力のエンジンを搭載。最大速度は17キロどまりとなっている。残念だが、「Mini-Gol」で高速道路を走る事は不可能だ。
VWブラジルは、現在「Mini-Gol」のサンプルカーを2台作っている。1台は各地のモーターショーに出品中。もう一台は、ブラジルのサンタカタリアーナ公園に置いている。
もしこのニュースを日本を代表する小さいおじさん、池乃めだかさんがチェックしているのなら、予約を急いだ方が良い。既に1台はアメリカ人の女性が購入契約をすませている。残りの一台を世界中の小人達が狙っているのは間違いないハズだから。
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