毎年人への感染力を増すコンピューターウィルス。冬場は部屋に閉じこもりがちで感染し易い時期。日々の注意が必要だ。
UPDATE 2010/11/17
日本・東京
今年も冬の到来とともにインフルエンザのシーズンがやってきた。インフルエンザとは、ご存知の通りウィルスが原因で感染する疾患だ。
新型インフルエンザに、鳥インフルエンザ…、しかし忘れてはいけないのがコンピューターウィルスの猛威だ。コンピューターの発達とともに進化を続けて来たコンピューターウィルスだが、2000年を前後して人間への感染が確認されるようになってきている。
初期のウィルスの感染症状は、頭痛、発熱、悪寒etcと、一般のインフルエンザと変わらないモノだったが、近年のウィルスは巧妙化し、医療関係者、IT関係者共に、毎年新種のウィルスへの対応に追われている。
今年猛威を振るっているのが「OBVIOUSなう型」といわれる新種のコンピューターウィルス。通称「ツィッターウィルス」だ。このウィルスに感染すると、無意識のうちに文末に「なう」と打ち込むようになり。ひとり言が多くなる。
症状が進むと片言でしかしゃべれなくなり、最悪の場合、目の前に相手がいても、キーボードを使わないと会話できなくなる。こうなると、通常の社会生活は不可能だ。
コンピューターウィルスが人に感染する一番のルートは、キーボードによる直接的な接触感染。感染を防ぐには、冬が終わるまで、最もウィルスが多く潜伏しているといわれるエンターキーを取り外しておいて使用しないか、エンターキーを押した後には、毎回指先をていねいに洗うしかない。
昨年まで流行していた「mixiまいみく型」「mixiサンシャイン型」等の旧型ウィルスも、感染のピークを超えたが、冬は部屋に閉じこもりがちで、ヒマに任せてコンピューターウィルスに感染し易いので、まだまだ用心が必要だ。
このコンピューターウィルスの猛威に対し、WWNの主任研究員Dr.TAXIは「この種のウィルスはパソコン使用経験の少ない、免疫のできていない初心者ユーザーが感染し易い。楽しさに惑わされず、ウェブ上には様々な危険な病原菌があることを忘れないで欲しいなう」と語った。