中国でダッチワイフ型のオバマ人形が発売され、爆発的に売れている。アメリカでは人気凋落のオバマ大統領だが、何故か中国では大人気を保っている!
UPDATE 2010/11/10
中国・香港
濃紺のスーツを着た、笑顔のバラク・オバマ大統領が印刷されたビニール人形が、中国・広州で開催された、第8回セックスカルチャー大会の展示会で披露され、大人気を呼んでいる。
この人形は、他の過激なダッチワイフ人形とセットで撮影され、その映像や写真が、中国国営放送や各新聞によって中国全土で大々的に報じられたため、一気に大人気となったもの。
現在、香港や上海、北京のアダルドグッズ店では、このオバマ人形が一番の売れ行きを誇っており、クリスマス商戦に合わせてアメリカでも発売される予定だ。
アメリカ本国では人気の凋落が激しいオバマ大統領だが、中国ではいまだに大人気!人民服姿のオバマ大統領と毛沢東の写真を合成した「マオバマ」のTシャツも大人気で、10万枚を越える大ベストセラーになっている。
WWNの取材に対し、北京(Beijing)の原宿、后海(Houhai)にある店内で、オバマTシャツをデザインしたLiu Mingjieさんは、「オバマ大統領には感謝している。売れ行きが衰える気配も全くない。ホワイトハウスにも送ったんだけど気に入ってもらえたかな?」とご満悦だ。
残念ながら、もう一方のヒット作、オバマ・ビニールドールのデザイナーは、現在の所、匿名のままだ。
中国政府の広報担当者は「私たちはこの人形の販売元を知らない。しかし、私たちはこの人形をとても気に入っています」と語っている。ちなみにこの広報担当者は、彼の妻が、この人形を10体も購入したことを認めている。
このオバマ大統領人形の人気ぶりは、中国のネット界でも大変話題になっている。中国の大手ポータルサイト「網易」には、「大国の大統領を、いかがわしい人形たちと同じ扱いにするなんて」という批判の書き込みも少しはあるが、多くのユーザーからは「どうして毛沢東の人形を作らないんだ?」「小泉のは無いのか?」と、早くも次作を期待する声が上がっているという。
一方アメリカでは、このオバマのダッチワイフ人形への事前予約がアマゾンに殺到している。「これは予想以上の反響です」とアマゾンの広報担当者、ダニエル・トーキーは驚きを隠せない様子。「やはり人々はオバマが好きなんだ。そして、その好きと言う感情が、愛に変わろうとしているのかもしれない」と分析している。
WWNが極秘入手した製造元の資料によると、同社は、ほかにもアメリカの政治家のダッチワイフを販売する用意があるらしい。以下は、そのリストだ。
・ヒラリー・クリントン外務大臣
・ジョー・バイデン米副大統領
・サラ・ペイリン(元共和党副大統領候補)
・ラッシュ・リンボー(人気ラジオホスト)
・ミシェル・バックマン(共和党下院議員)
・スコット・ブラウン(共和党上院議員)
・ジョン・シドニー・マケイン(上院議員)
ただしヒラリー人形だけは、サンドバックタイプで、好きなだけ殴っても大丈夫なように丈夫にできているらしい。
さぁ、みんな売り切れにならないうちに、オバマ大統領の人形を手に入れよう。それか、ヒラリーバージョンの登場を待って、思い切り殴り飛ばすのも気が晴れるかもしれない。
朝日新聞出版
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