激しく著作権を争うミッティーとキッフィー。右がミッティー、左がキッフィー。同種のキャラに口が星形のホッフィー、口が1本線のイッチー、口の無いナッシーがいる。
UPDATE 2010/11/8
オランダ・アムステルダム
ネコのキャラクターをめぐる著作権侵害訴訟でアムステルダムの裁判所は7日、テンチェ社(オランダ・アムステルダム)の著作権を侵害しているとして、ヨンリオ社(日本・下北沢)に「ミッティー」関連商品の販売・製造差し止めを命じた。写真右がミッティー、左がキッフィー。
ヨンリオ担当者は、「当社のミッティーは口が三角、口がバツのキッフィーとは明らかに別物」と主張しており、直ちに上告する予定だとのこと。
この両社の争いに対し子供達の反応は一様に冷ややか、「両社とも作品としてオリジナリティを感じない」岡本たろうくん(3歳)。月野うさぎちゃん(3歳)は、「私の方が上手」と見事なネコの絵を描いてみせた。
一方主張が認められたテンチェ社に対しても、地元オランダの人々は手厳しい声が多い。「口が丸かろうが四角かろうが、誰でも描ける単純な絵で権利争いをするのはウンザリだ。アメリカでは○を三つ描くだけで自社のネズミだと主張するメーカーがあったが、私は丸顔のネズミなんか見た事無い。こんなバカげた話を子供に聞かせるのはやめてくれ」ヤン・ウェンリーJr(32歳)。「略画が似るのは当たり前のこと。そもそも略画に著作権を認めるから変な事になるんだ」ペーター・メンゲルベルグ(58歳)とのことだった。オランダ人は、なかなかマトモな事をいうと思うのは私だけだろうか。
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