どこに入ってもハズレがないと評判の大阪道頓堀界隈。世界有数のグルメスポットとのお墨付きには、「そりゃ当たり前(苦笑)」と冷静な反応だ。
UPDATE 2010/10/21
レストラン格付け案内本「ミシュランガイド」を発行する仏タイヤメーカー、ミシュラン社は、19日、神戸市中央区の兵庫県公館で、最高評価である三つ星レストランが世界で最も多いのは日本の関西地区だと発表した。現在三つ星レストランは世界にたった90軒、その内12軒が関西にある。これにより関西は世界でもトップ水準のグルメエリアであることが証明された。
普通人間は、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味、の五つの基本味覚を持つといわれている。これに苦味や渋味等の要素が加わり、さらに優秀な料理人は舌触りや温度や食器等にも気を使っている。この複雑な要素が組み合わされ人々の味覚を楽しませる。その微妙なさじ加減が、料理を一種の芸術にまで高めていると言えるだろう。
さて、そんな世界有数のグルメスポットと認定された関西。実は、ここに暮らす関西人には、これらの味覚に加え、遺伝的に「価覚」という感覚を持っているらしい。この聞き慣れない価覚こそが、グルメの街を作りあげた大きな要因だというのだ。
難波中央大学にある食品価覚研究所の味良安価教授によると、「価覚とは、食べ物の味が、値段に見合うかどうかを判断する能力で、学術的にはumaiという単位で表示されます。
例えば、700円のランチが、まぁまぁ旨かった場合の味価指数が1umaiとなる。これが350円のランチが同じ旨さだったとすると4umai、大盛りなら一気に80umaiとなる。逆に1000円のランチが不味く量が少なかった場合、0.001umai となる。関西人は遺伝的に舌で価覚を0.00000001umai単位で精密に判断できる能力を持っている」ということだ。
また、この味価指数を使うと、正確に価格あたりの旨さを表示でき、グルメ本等を使わなくても、ハズレの店を選ぶ可能性は大幅に減少するという。
味良教授は「関西圏の外食店の平均味価指数は世界一で、1食あたり58.3umai、国内では東京が最も低く0.41umai。世界の人口100万人以上の都市で一番味価指数が低いのは、フランスのパリで、0.000021umaiだった。世界の味価指数の平均は約0.33umaiほど。圧倒的最下位のフランス人が、グルメガイド本を出すのはバカげている」と指摘する。教授は、今後世界中の外食店のメニューに価格、カロリー数に加え、味価指数を表示する様に関係各省に提案中だ。
一方三つ星がレストランが世界で最も集中することと、味価指数が世界一高い事を知らされた大阪では、各所で喜びの声が聞かれた。
「味価指数世界一が嬉しいわ。大阪では旨くても高い事は恥やからねぇ」山野虎子(44)主婦、「フランス人の舌は価覚が麻痺しとるんやないか?今の時代に昼飯に3000円以上も金かけるのはアホや!」中抜得夫(58)自営業、「三つ星かサムスンかしらんけど、キレイな姉ちゃんが横に座るわけでもないのに、一食5万円とはエゲツな過ぎるわ。北新地のボッタクリバーでも、そんな無茶言わへん」金山隠(33)会社社長、「関西人はお好み焼き一枚にソースをかけるにも、甘口、中辛、辛口、激辛、ドロソース、と使い分ける。フランス人にそのデリカシーがあるかなぁ(苦笑)」道野工事(25)土木作業員。
以上コメントを尊重するなら、ミシュランガイドに味価指数も併記するというアイデアはどうだろう?星付きのレストランの味価指数をぜひ見てみたい!と思うのは私だけではないと思うのだが…。
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1つの価値観か、、、、。
三つ星レストランにはなぜ女性シェフがいないのか
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