非常にポップでカラフルな新ドル札案。はたして本当に、新しいドル札にオバマ大統領が登場する事になるのか?中間選挙の結果が楽しみだ。
UPDATE 2010/10/20
アメリカ・ワシントン州
ホワイトハウスは、アメリカの景気回復対策の切り札として、新ドル札を考案中であることが分かった。その1ドル札には、なんとオバマ大統領の肖像画が使用されるかも知れないというのだ。
オバマ政権は、早急な景気回復のためには、ドル札の大胆なリニューアルが最も効果的だと考えている。驚いた事に、既に彼らは紙幣一新デザインコンペである「the Dollar ReDe$ign Project」をスタートさせている。
現在、オバマ大統領がもっとも気に入っているデザインは、イギリスのデザインスタジオ「Dowling Duncan」が作ったもの。その1ドル札にはオバマ大統領が大きく描かれている。
「オバマ大統領はDowling Duncanの作品が一番のお気に入りです。斬新でクリエイティブなデザインに加え、人々が一番多く手にする1ドル札にオバマ大統領を描いているしね(笑)」と、オバマ大統領の相談役であるデヴィッド・アクセルロッドは語っている。
このデザインプロジェクトは、クリエイティブ戦略室のリチャード・スミスが企画しているが、彼はまだまだ新しいドルのデザインを募集している。
「ドル紙幣のライバルとして、ユーロの紙幣のデザインはとても参考になる。ユーロ紙幣の登場とともに、ヨーロッパの経済は回復に向かった。ドル札の大胆なデザイン変更は、この世界的な不況を回復させるための切り札になるはずで慎重さが必要だ」と熟考中だ。
一方「これ以上デザインに時間をかけている余裕は無い」とホワイトハウスのスタッフ・チーフであるラーム・エマニュエルは早急な決定と実行を主張している。
「大統領がドル貨幣の「チェンジ」を望むなら、私たちは満場一致でDowling Duncanの作品を選ぶでしょうし、連邦準備制度理事会議長のベンジャミン・バーナンキは、デザイン改正を認めるだろう。私たちは2011年6月までに新しい紙幣を流通させるつもりだ」と語った。
同時にエマニュエルは、アメリカのコインについても一部変更プランがあると語った。「完全にコインをリニューアルする必要はない。ただ、オバマ大統領を1セントに描き、リンカーンを5セントに移したい。いま5セントに描かれているトマス・ジェファーソンは、もう見飽きただろう(苦笑)」と自論を述べた。
だが共和党は、この政府提案の紙幣改革案に対して、猛反発している。
「共和党員は、全員反対だよ。オバマがワシントンより偉人だとでもいうのかい」と口々に語っている。
さて、来年の6月に本当にオバマ紙幣が登場となるのか。決着は11月の中間選挙の結果を待って着く事になりそうだ。
宝島社
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こんな本が売れちゃうのかとびっくりでした
興味はそそられるけど・・・。
この発想はどこからでてくるのでしょう??
オレの指環はお札だぜ!…なんて。