UPDATE 2010/10/05
カリフォルニア・サクラメント
カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事は、先週末、中国の政府首脳陣と会談し、カリフォルニア州の売却について協議を行った。
世界の人々が知る様に、カリフォルニア州は経済的破綻状態で、シュワルツェネッガー知事は、「我々は考えうる全ての対策を試みたが効果が出なかった。CAを存続させる為には創造的な解決策を考え出す必要があります。例えば、どこかのお金持ちが買い取るとか…」と記者団に語った。
繰り返しますが、カリフォルニア州の経済は完全な破綻状態です。カリフォルニア州政府は、本年度だけでも少なくとも19億ドルの財政赤字となると予測されています。しかも来年の赤字は約2倍の37億ドルに達すると予測されているのです。これに対し、カリフォルニア州全体の税収は約$ 125億程度。金融格付会社による、カリフォルニア州の信用格付けは、全米50州の中で、最低です。
サンノゼ選出の上院議員ウォーレンプールも「もうおしまいだ。ゲームオーバーだよ」とコメントしています。
しかし瀕死のカリフォルニア州は、生き残るために必要な現金を得るアイデアを手に入れました。それは中国です!
シュワルツェネッガー知事の招待で、中国の政府首脳陣は、カリフォルニアを購入する契約を締結するために、サクラメントにやってきました。
中国の政府関係者は「契約締結は、カリフォルニア州市民にとって幸せをもたらすでしょう。中国は、米国の一部の州政府を引き継ぐだけで、アメリカ全部を奪うわけではない。まぁ、カリフォルニア各所の軍施設は、我々が便利に活用させてもらうけどね」とコメントした。
スタンフォード大学ロースクールの憲法学者、クリス・リガックス教授は「これは生存権の問題だ。米国政府がカリフォルニア州に、独自の財源を得る権利を与えない限り、カリフォルニア州が中国に売却されることは避けられないだろう。アメリカ市民は生存の為に資産を売却する事が憲法上許可されている。これを止める事は誰にもできないハズだ」とコメントしている。
もちろん、何人かの愛国派の州議員たちは、このアイデアに強く反対している。サンディエゴ選出の共和党州議会議員リンダ・サンスタインは、「冗談じゃ無い!愛するカリフォルニア州が、中国の支配下になるなんて。我々は、飢え死にしたって共産主義者のほどこしは受けない!」とコメントしている。
これら反対派に対しシュワルツェネッガー知事は「現実を見て欲しい。カリフォルニアの主なビルや施設、優良な土地は、既に中国系企業に買われてしまっている。アメリカ系といわれる企業のオーナーも中国人なんだ。つまり、彼らは実質的にカリフォルニアを所有しているわけだ。その裏の支配者に、表もまかせてしまおうというだけの話なんだよ」と記者団に語った。
この売却法案を成立させる為には、シュワルツェネッガー知事は共和党のメグ・ウィットマンと、民主党の重鎮ジェリー・ブラウンとを説得せねばなりません。しかし、シュワルツェネッガー知事は「11月の州選挙前に買収契約を完了したいと考えている。なぁに、中国系の議員の数だけでも法案通過は可能だよ」と法案成立に自信を持っているようだ。
シュワルツェネッガー知事は、この契約の仲介手数料として、中国から10億ドルの支払いを受けているという噂がある。ちなみにカリフォルニア州自体の販売価格は”1ドル”だそうだ。
中国はすでにカリフォルニア州の紋章を変更することを計画している。新しい紋章では従来のベアーのデザインからパンダに変更される予定だという。
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