2時間待ちが普通の上海万博の各国パビリオンの中で、待たずに入場できるのはここだけという理由で人々に人気の北朝鮮館。
UPDATE 2010/10/04
北朝鮮・平壌
世代交代が進む北朝鮮で、28日朝鮮労働党代表者会で行った「あなたの好きな近隣関係国家はどこ?」という意識調査によると、友好国であるはずの中国やロシアを超え、圧倒的に日本が1位だった事が分かった。
拉致問題や核問題等、解決するべき多数の問題がある中、同国にとって仮想敵国の一つとされる日本に好意的である事を、日本政府関係者も驚きをもってむかえている。
WWNの現地特派員による労働党幹部への聞き込み調査よると、友好国であるはずの中国やロシアに対しては、「借金が在るので言いたい事が言えない」「怒らせるとマジで怖い」「古い兵器を無理矢理買わされる」「酒がまずい(中露産の)」「何かバカにされてる気がする」と口に出せない積年の不満が渦巻いている様子。
一方仮想敵国の日本に対しては「騙しやすい」「お人好し」「脅すとすぐ金を出す」「酒がうまい(日本産の)」「米韓日の仮想敵国の中で一番弱そうだから」「殴っても殴り返してこなそう」「スパイ活動が楽」「誰も食べない不味い松茸を高値で買って帰る」と、自国が唯一勝てる近隣敵国という意識が強い模様。
北朝鮮政府高官は「我が国が松茸の禁輸処置を取ると脅せば、日本人はたちまち飢えに怯える事になるだろう。我が国ではブタしか食べない不味い松茸を好んで食べる日本人は、便利な隣人。好感度が高いのは当然だろう」と笑顔で応えた。
中国のパンダ外交に習った北朝鮮の松茸外交戦略。テポドンやオイドン等の長距離弾道弾というムチと松茸というアメを使い分け、各種交渉を有利に進めるつもりらしい。彼らが思うほど日本人はバカではないと思うのだが、現在の政局の混迷ぶりを見ると若干の不安を感じる調査結果ではあるかもしれない。